・支出を減らすために今すぐ辞めるべきこと5つ
・浮いたお金の置き方3つ
貯蓄には3つの方法しかない
貯蓄をする方法は大きく分けて3つの方法しかありません。
内容は非常にシンプルです。
①支出を減らす
貯蓄をする上で、まず1番初めに取り掛かるべきなのは支出を減らすことです。
出ていくお金を減らして、手元に残るお金を増やします。
節約と聞くと食費を切り詰めたり、安いスーパーを狙って買い物したり、自炊もお金をかけないよう工夫をしたりとちょっと大変な様子をイメージするかもしれません。
無駄使いをなくしていくという意味で支出を減らすのはとても大事なことです。でも生活に必要な部分までの支出を減らして貯蓄を増やす、というのはやろうと思えばやれることですがそういった生活は楽しくないですし、むしろ苦しいのでできれば避けたいですよね。
ですが、『お金の先取り貯蓄』と言って、「毎月生活をして残ったお金」ではなく「先に貯蓄する分を取り分けておく」のが貯蓄の大原則です。つまり、貯蓄分を除いて残ったお金で生活することが効率よくお金を貯めていく近道になるので、支出を減らしていくことがとても重要なのです。
②収入を増やす
今より収入が増えればその分貯蓄ができるようになりますが、これはあまり現実的な方法ではないです。
会社員は昇給などで収入が増えますが、パートやアルバイトはボーナスもないですし昇給もない場合が多いです。それに会社員も『よし、収入を増やそう』と思って自分の意思で翌月の収入を増やすことは難しいでしょう。
副業などで別口の収入を作り出すこともできますが、即金性はないのと、副業に時間を割かねばならないので労働時間は増えますね。
とはいえ、収入口を複数持つことは今の時代、さらに必要とされてくることなので将来のためにも副業などを選択肢に入れて行った方がいいはずです。
③お金に働いてもらう(お金を育てる)
3つ目のお金に働いてもらう方法が1番現実的で気軽に取り組める方法だと思います。
①の支出を減らすの項目で『先取り貯蓄』について触れましたが、この先取りした貯蓄分をただ銀行口座で眠らせていてもお金はほとんど増えません。預金以外の増える可能性のある場所に移して、お金自身に働いてもらう、つまり運用することで貯蓄を増やします。
運用と聞いて大きな資金が必要と考えるかもしれませんが今では100円からでも運用ができるようになっています。昔に比べてハードルがとても低くなっているので、これも気軽に取り組める理由の一つです。
以上のことから、まずは貯蓄の先取りとともに支出を減らし、先取りした資産を運用するという流れが1番効率も良く、取り組みやすい方法となります。
支出を減らすために今すぐ辞めるべきこと5つ
では早速、支出を減らすために今から何を辞めるべきなのか見てみましょう。
コンビニでのお買い物
どこにでもあって、ついつい入ってしまうコンビニですが、急ぎでない限りはスーパーや薬局を利用しましょう。
ちょっとしたお買い物でもちりもつもれば、です。実際にスーパーで安くお買い物することを徹底したら月で5000円くらいの節約になりました。
また、都度必要なものを買いに行くと、荷物も少なく済むので余計な物を買いがちになってしまいます。数日分の買い物をまとめて行い、本当に必要なものだけで済むようにしましょう。
空腹での外出
上のコンビニでの買い物、と似ていますが
空腹で出かけるともちろんお腹が空いているので外食しがちになってしまいます。
また、外食はしなかったとしてもなんでも美味しく見えてしまっている状態なので仮にスーパーでも余計な買い物をするハメになってしまいます。
お腹が空いたから出かける、というのは避けた方がよさそうです。
ネットサーフィン
スマホを触ると必ずといっていいほど見てしまうSNS。
SNS上に表示される広告は見ている人の興味関心の高いものが表示されるようになっているため常に誘惑だらけの状態です。全く必要としていなかったものでも、広告をきっかけに『ちょっと欲しいかも、、』と思ってしまうことも。
また、実際に買い物に出ている最中にスマホをいじるとさらに無駄な買い物をしてしまうという研究結果もあるそうです。『せっかくだしついでに買ってみようかな、、?』って感じですかね。
実店舗のある銀行を使う
何かと手数料がかかる地銀やメガバンク、ネットバンキングの利用に切り替えるだけで手数料が抑えられるケースが多いです。
例えば振り込みも窓口を利用するよりもATM、ATMを利用するよりもネットバンキンングで振込を行う方が手数料は安いです。通帳も、無くして再発行を依頼すると1冊当たり1000円ほどかかりますし、キャッシュカードも同様に再発行には1000円ほどかかります。これらもネットバンキングの利用で通帳を使わないように切り替えることで、そもそもない通帳を無くすということはありませんので再発行に費用がかかることもなくなります。
また、ネット銀行を利用することでさらなるメリットが享受できます。
メガバンクの普通預金金利は0.001%なのに対して、ネット銀行では最も高いところではなんと0.2%!!
200倍の金利がつくのはインパクトがあります。
100万円を1年間置いておくと0.001%で8円(税引後)ですが、その200倍となると1,600円です。せっかく貯蓄をしていくのであれば金利のいい銀行に預けるのが得策です。
ちなみに0.2%の金利がつくのはあおぞら銀行BANK(支店)で、こちらから口座開設が可能です。(有人店舗は0.2%の対象外です。)
ちなみにGMOあおぞらネット銀行とあおぞら銀行は別物なので間違えないようにしてください。
店舗型の銀行を一切やめるのも難しいのでこういった高金利の銀行口座をあわせ持ってまずは使ってみてはどうでしょうか。
現金払い
キャッシュレスが一段と進む時代になりました。現金だと1000円のお買い物も、クレジットで決済することで数%のポイントが付与されます。
ポイントをうまく貯めて活用することで普段のお買い物がぐんとお得になります。
わたしが実際に愛用しているクレジットは三井住友カードのゴールドナンバーレスカードでその還元率は対象のコンビニや飲食店でのポイント還元率が5%です。それ以外にもポイントアッププログラムがあるので条件を満たせば最大15%還元になるのでぜひチェックしてみてください。(愛用はゴールドなのでゴールドをお勧めしますが、ゴールドでないカードももちろんあります。)
未だに現金払いのお店もありますが、可能なところではキャッシュレス決済を選択するようにしましょう。
浮いたお金はそのまま放置せず色分けして置いておく
ここまで支出を減らすために辞めるべきことを挙げてきましたが、支出を減らしてそれで終わりではありません。
ネット銀行の金利が0.2%だとすると預けたお金が10%増えるまでに50年かかる計算になります。いくら金利が他と比べて高いとはいえ、常に物価が上昇していく世の中では預金だけで資産を増やしていくのは難しいです。そこでやはり関心が高まるのが資産運用です。
運用と一口に言ってもさまざまありますが、共通して言えるのは元本保証がないということです。将来のためのお金を、全額運用するのは不安だという声があるのはもちろんのことですが、何も全てのお金を運用しないといけないわけではありません。
用途ごとにざっくりとお金を色分け(種類分け)し、それぞれにあった置き方をしてあげることが大切です。
預金にしておくのは2ヶ月分の生活費
まず、必ず必要となるのは当面の生活費です。
働いている方なら毎月の収入があるのでそれと別で大体2〜3ヶ月分の生活費が既に確保できていれば安心だと思います。人によっては1年分の生活費がないと不安だ、という方もいるかもしれません。性格の問題なので仕方ないかもしれませんが、そういう方は効率はよくないですがとにかく節約を頑張ってみてください。
この2ヶ月分の生活費はクレジットカードの支払いだったり公共料金の支払いだったりのために流動性を高くしておく必要があるお金です。ですのですぐに動かせる普通預金に置いておくのが1番シンプルです。
定期預金や積立預金にしておいてもいいですが、引き落としは普通預金からなされるので引き落とし日に普通預金残高に入っていないと未払いとなってしまう可能性があります。余計な手間を省くなら普通預金で十分です。
1年以内に予定している出費も分けておく
例えば年払いの保険料だったり、子供の教育費、買い替え予定の家電、などなど突発的に大きな支払いが発生することもあると思います。
現状わかっているものをリストアップし、これも運用の資金とは別にしておきましょう。
支払い期日が決まっているものであれば、その期日まで定期預金等に分けて置いてもいいかもしれません。いつ買うかわからないものであれば普通預金として置いておくでいいと思います。
当面使わないお金こそ『貯蓄』、これを運用しよう
さあ、そして残ったお金がやっと運用に回せる訳ですが、果たしてどれだけ『使わないお金』が残ったでしょうか。
普通預金などの預金に貯蓄することも大事ですが、前章で支出を減らすために辞めるべきことを辞め、それで浮いた分の額はぜひ運用に回して欲しいです。
預金には金利がつきますが、資産を増やす仕組みではないです。
昔のように8%という高金利がついた時代は預金で十分資産を増やせましたが今は違います。
貯蓄から投資へという言葉の通り、使わないお金をただ貯めて蓄えるのではなく、運用してお金に働いてもらうことで資産は形成されていく時代です。
ではどんな運用をするべきなのか、それについては関連記事で詳しく解説していますのでこちらを参考にしていただければと思います。
簡潔に挙げると
・個別株よりも投資信託
・投資信託ではNISAを利用する
・初心者は一括運用よりも積立運用
と言った感じです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
支出を減らすために今日から辞められそうな項目はありましたか?
①支出を減らす
②収入を増やす
③お金に働いてもらう(お金を育てる)
支出を減らすために今すぐ辞めるべきこと5つ
①コンビニでのお買い物
②空腹での外出
③ネットサーフィン
④実店舗のある銀行を使う
⑤現金払い
浮いたお金はそのまま放置せず色分けして置いておく
①預金にしておくのは2ヶ月分の生活費
②1年以内に予定している出費も分けておく
③当面使わないお金こそ『貯蓄』、これを運用しよう
これを参考に節約できたお金をどんどん運用に回していきましょう。
最初は少額からのスタートで十分OKです。
まずは何か始めてみることが1番大切です。