わたしは新卒で某メガバンクに入社しました。
昨今、新しい働き方や雇用の在り方が幅広く受け入れられるようになってきています。
ですが支店配属の行員は、未だにフル出勤、リモート不可、サテライト勤務不可といったように時代に追いつけていないのが現状です。
このまま銀行員として、従来の会社員のような働き方をしていていいんだろうか、よりライフスタイルに合わせた働き方ができる会社に転職した方がいいんじゃないか、そう考えて転職を検討しました。
実際に転職エージェントに相談してみた結果をご報告します。
あくまで私の場合の結果ですが、参考にしていただければと思います。
転職サイトに登録~エージェントとコンタクトを取る前まで
まず、転職サイトへの登録は簡単にできます。
基本的に個人情報と現職の情報・興味のある転職先業界や・業種を選んで登録すれば完了です。
入力は少し手間ですが、難しいことはありません。
興味のある業界や職種についてはいくらでも変更が効くのでまずは適当に登録してみても全然問題ないと思います。
ですが、転職サイトでは登録した内容に応じて関連する求人を表示してくれたり、企業側から『スカウト』や『応募しませんか?』といった連絡が来たりもするので、既に転職先業界や職種を決めている方などはしっかりと登録しておくことをお勧めします。
また、現職を活かして働けるような求人や企業からのお声がかかることもあります。
私の場合は営業(銀行リテール)だったので、証券会社や保険会社などに多様な業務内容の企業や幅広い業界の営業担当の募集で連絡が来ることが多くありました。
連絡といってもその転職サイト内のマイページに連絡が来るだけで企業側から直接自分のメアドあてに連絡が来ることはありません。(転職サイトからの通知をオンに設定していれば転職サイトからメールが来ます。)
届いた内容については特に返事をしなくてもまったく問題ありません。
私の場合は毎日のように届いていたので、見きれずそのまま放置しまっているようなこともありました。
注意点としては、マイページにログインする頻度が下がったりするとサイト側も「今は転職する気持ちや優先度は低いんだな」と判断して連絡が来にくくなることがあるそうです。
わたしは実際サイトからメールで通知が来るようにしていたのですが、あまり利用していないときには送られてくるメールの重要度設定がなくなったり、メールがあまり来なくなりました。
重要度設定というのは重要な内容を含むメールにマークがつくようなもので、例えばGメールであれば『重要』という既存フォルダに自動的に反映されるようになっています。
重要メールしか見る習慣がなかったので、この重要マークが外れると大事なメールも見落としてしまうことがありました。
少し話がそれましたが、ここまでをまとめると
- 登録するだけなら簡単
- 必要な情報・興味のある情報だけみればいい
- 使用頻度によっては情報の見落とし注意
ちなみに登録だけであれば複数サイト登録しておくことをおススメします。
サイトによって保有する求人数や種類も違います。また、使い勝手も違いますし、求人の検索をかけるときも絞り方によっては表示されたりされない求人もあります。
わたしは6社登録していました。
- リクルートエージェント
- マイナビ転職
- エン転職
- doda
- ビズリーチ
- 転職@Type
もちろん全部のエージェントと相談をしたわけではないです。
多ければ多いほどいいという訳ではないですが、私は情報収集の過程でここまで増えてしまったという感じです。
実際にエージェントとコンタクトをとる
先ほど、サイトに登録すると企業からスカウトだったり応募依頼の連絡が来ることがあると説明しました。
それとは別で転職エージェントから連絡が来ることがあります。
連絡手段は電話だったりメールだったりします。基本電話での連絡が多く、出ると『転職状況』『転職に対する温度感』といった点を聞かれます。
ここで半年以上先で検討している場合は「またその際はご相談させてください」といった風に会話が終わることが多いです。
転職に積極的な状況であればこの時に実際にキャリアアドバイザーと面談のお約束をします。
2021年7月現在はコロナの影響もあって電話面談かオンライン面談の受付がほとんどのようです。
電話であれば環境も選ばないので非常に楽で助かりますね。
ただ、ヒアリングも含みますので長くて1時間は時間を確保しておいた方がいいかと思います。
ちなみに現職の終業後、19時とか20時など遅い時間でも対応してくれることもあります。要相談です。
- 状況伺いの電話では転職活動の状況を正直に述べる
- 実際の面談(電話)では1時間程度確保しておく
- 遅い時間の相談も可(要相談)
次の章では面談でどんな話をするのか、どんなことを聞かれたか、についてお伝えします。
エージェントとの個別面談
60分程度の時間の中で、主にどんな話をするかというと
- 現在の転職状況や温度感について詳しく
- 現職の業務内容
- 転職検討理由
- どんな仕事がしたいか
- 転職においての主軸は何か
などです。
転職理由などは最初のうちは思うことを正直に話していけば大丈夫です。
実際に面接ではネガティブな転職理由はよろしくないですが、キャリアアドバイザーの方がヒアリングの中でアドバイスをくれるのでその点は安心できます。
また、希望の転職先業界がなかったり、考えが漠然としていてもまったく問題ありません。
逆に質問をすれば自分の業界や職種の人がどんな転職先を希望しているのか、実際にどこに転職することが多いのかなど傾向を教えてくれます。
わたしは兼ねてより興味のあったIT業界やWEBマーケティングに未経験で挑戦しようとして相談をしましたが、やはり未経験であることはかなり狭き門のようで、ご紹介いただける求人も限られてくるようでした。
ですが、未経験でも現職の経験を活かせるような業種を幅広く提案してくれるので、話を聞くだけでもだいぶ知見広がります。
結果として私は書類審査の通ったとあるIT企業さまと面接に至るわけですが、そこまでにもいろいろと準備があったりと大変な面がありました。
一旦ここまでをまとめると
- キャリアアドバイザーとの面談は気楽でオッケー
- 気になることは聞いておいた方が良い
- 業界や職種に対する自分なりのイメージにこだわりすぎず幅広く視野に入れておく
1回目の面談を終えるとキャリアアドバイザーの方から『非公開求人』を含めて求人の紹介が行われます。エージェントによっては、マイページに一覧で表示してくれるところや直接メールで送ってくるところなどもあります。
興味のある求人があれば控えておいて、2回目の面談に進みます。
逆に求人を見てみていまいちパッとしなければ2回目の面談で方向性を変えてみることなどを検討します。
いろいろ考えた結果転職を断念することもあると思いますが、その旨はキャリアアドバイザーの方にしっかりとお伝えするのがいいでしょう。
各エージェントと面談してみた感想
doda
大手からベンチャーまで非常に幅広く求人を取り扱っているdoda。
しっかりとしたヒアリングを行い、ユーザーに合う求人を紹介してくれます。
実際、初回面談でのヒアリングは他エージェントと比べて少し独特な部分がありました。
いきなり転職についての話をするというよりかは『転職を検討している自分を見つめなおす時間』の要素が強かったです。(担当したアドバイザーの方にもよるかもしれませんが)
漠然と考えていた転職でしたが、転職の必要性を改めて認識することや、自分の中で転職における優先度や軸を設定することができた有意義な機会にもなったかなと思います。
具体的に転職を考えていなくてもこういった話を聞くことで自分の立ち位置がわかったりもするので、「話を聞いた結果、自分に転職は必要ないかな」といった結論に至れることも大きな進歩だと思います。
ビズリーチ
ハイクラス求人が多数あり、優秀なヘッドハンターが4000人以上在籍しています。
スカウトやヘッドハントによって優良企業とのマッチングが期待できるのがいい点です。
ヘッドハンターにも大手からベンチャーまで様々といて、日々面談以来の連絡が来ます。
わたしがいいなと思ったのはヘッドハンターにランクがあり、そのランクが公開されているので相談相手を選びやすい点です。
また、スカウトにも『プラチナスカウト』といった限定会員向けの情報があったりと特別感のある雰囲気が特徴的です。
実際に私は評価が3.31/5のヘッドハンターの方と面談しました。
この方の会社は大きな人材会社ではありませんでしたが、私の場合はこの方との相性がよく、やり取りも非常にスムーズだったので結果ここで面接に至ることになりました。
思うのは人材会社の規模というよりかは、自分とあうあわないか、本音が言えるかどうか、というのが非常に重要だと思いました。自分の考えを汲んでくれない相手は先の転職活動でプラスになるとは思いません。
リクルートエージェント
パーソナルデスクトップというマイページで案件を整理するのですが、求人情報が見やすかったのが印象的でした。
正直、ビズリーチの方で話が進んでしたのでこちらはあまり利用しませんでした、、、
また、ものすごくベテランの男性の方がアドバイザーとして対応してくれましたが個人的に女性がよかったので初回面談をしてそれっきりになってしまいました。
あまり参考にならずすみません。
まとめ
個人的な経験をまとめたので情報に偏りがあるかもしれませんが、実際の声として参考にしていただければと思います。
さいごにまとめると
転職サイトに登録~エージェントとコンタクトを取る前まで
- 登録するだけなら簡単
- 必要な情報・興味のある情報だけみればいい
- 使用頻度によっては情報の見落とし注意
実際にエージェントとコンタクトをとる
- 状況伺いの電話では転職活動の状況を正直に述べる
- 実際の面談(電話)では1時間程度確保しておく
- 遅い時間の相談も可
エージェントとの個別面談
- キャリアアドバイザーとの面談は気楽でオッケー
- 気になることは聞いておいた方が良い
- 業界や職種に対する自分なりのイメージにこだわりすぎず幅広く視野に入れておく
各エージェントの感想
- エージェントの大きさで決めない
- 自分に合ったアドバイザーに相談することが大事
以上です。
まずは行動を起こしてみて自分に合ったエージェントを利用し、転職を成功させましょう!